ブログ VOICE~心のとびら

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2013年09月28日

またね ②

 25日は、お仕事を早めに切り上げて、上野から上越新幹線に飛び乗り上田に向かった。18時からのお通夜に何とか間に合った。

25年来の交友があった友人の、突然の旅立ちの知らせ。

昨年の夏にお電話で、2回程お仕事の打ち合わせをしたが、2回目は理由もなく掌を返される内容だった。何故? 戸惑ったけれど、きっとそれなりの理由があるのだろうと思い、またよろしくね、と言ってお電話を切った。それが最後の会話だった。あの時の理由がやっと判った。昨年夏に余命3ヶ月と宣告され薬でここまで延命出来た、と奥様から聞いた。


そうだったんだ。気が付かなくて . . ごめんなさいね。

              

                                                


旅立った友に手を合わせ、同様に友人でもある奥様と久しぶりにハグをした。この25年という歳月の重みを感じ、様々な思い出が溢れ出た。彼女は、どうしたらいいのか分からないと、ぽつんと言った。涙が止まらなくなった。

ジャズバンドの生演奏の流れる中、遺影写真をしばらく見つめていたら、「 一度きりのこの世の人生。活かすも殺すも自分次第。どうせ生きるのなら、悔いのない生き方を、人生を。」そんな言葉が浮かんで来た。あー、メッセージをくれたんだ、と今はもういない友に感謝の気持ちでいっぱいになった。


ありがとうね。お疲れ様。また楽しくサックスを吹いているのかな?

 . . . 実はね、ちょっと言い難いんだけど . . . パパ似と聞いて心配してたんですよ。でも、お嬢ちゃん、とってもチャーミングなレディーに成長していて、ホッとしました . . . ゴメン。


色々な湧き上がる思いを抱えて、上りの新幹線に乗り込んだ。一路、東京へ。


Glück  ☆      ありがとうね、またね。

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