ブログ VOICE~心のとびら

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2015年11月01日

レッスン報告

 今日から、11月です。このところ朝晩の寒暖差が大きく、秋も少しずつ深まってきました。


今日のレッスン報告は、会社員の倫子さん(29歳)です。

倫子さんとの出会いは、昨年の5月。お会いするなり声には出さないけれど、身体全身で「私の居場所はどこ?」と叫んでいたのが印象的でした。

レッスンと平行して、メールのやり取りも始まりました。そして時間のある時はお茶をしながら、語り合いの時間も取らせていただきました。彼女は、とても責任感が強く頭の回転も早く、物事を筋道立てて考えられる女性です。ただ、最善の行動を選ばなければと、周りの目と声を意識し優先する余り、自分を重い扉の内側に閉じ込めて生きてきたのが伝わってきました。

そのせいもあり、身体の中心がカチカチに固まっていました。呼吸も浅く、頭でどうにかする事が、既に限界になっていました。それでも、心の重い扉を開ける事に強い罪悪感を抱いていた彼女は、頭で何とかしようともがいていました。

そのため、身体の不調が6年も続いていました。身体と心は繋がっています。原因不明の体調不良で、会社を休む日も多くなりました。大手企業の人間関係の中でどんどん自分を見失い、自信を無くし、自分は弱くて駄目な人間なのでは?、と自己否定に入っていました。

呼吸法の体操と発声練習で、身体の奥の筋肉が緩み始めて重心が下がり、呼吸と声の出し方がどんどん変化をしていきました。同時に、1枚1枚、心のヴェールが剥がれていきました。彼女の発する言葉、価値観も大きく変化をしていきました。

半年経った頃に、「転職」の言葉が出てきました。大手企業を辞める事は、大きな勇気と決断を要します。でも、彼女は自分の世界を見つけ、その世界で伸び伸びと自分の能力を発揮したい!という本当の心が出てきたのです。やっと重い扉が開き出しました。

                    

今年の1月末日に退職し、春から別の仕事先に移りました。

そして、何と!

仕事をしながら塾に通い始めたのです。来年、大学の医学部を受験するために。脳科学を研究して、以前の自分と同じように、生きていく事に悩んでいる人達のお役に立ちたいという、彼女の魂の声がはっきりと出てきました。

心も身体も、本当の彼女が現れました。

うん。

本当は、もっと自分の心の声に従って、おおらかに、自由に生きたかったのよね 。

本当は、狭い枠に収まりきれない、強い人だったのよね。

                                                       

気がつくと、メールのやり取りの回数が激減しました。最近は、身体と心の声に、丁寧に耳を傾けている彼女がいます。たま〜に届くメールは、確認の意味でのメール内容になりました。

レッスンでは、呼吸バランスのコントロールが良くなり始めているので、喉が緩み声の響きが豊かになり、本当のビブラートがどんどん出てきています。すると、身体の使い方がシンプルになるのです。連動して心も気負いが無くなり、自然体で前を向けるようになるのです。

倫子さん、生きていると色々な事があります。でも、もう自信を持って、そのまま進んでください。


Glück 〜🎵✨     私は変わらず、ずっと応援しています!🌟


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