今年に入り、あっと言う間に時が過ぎました。気がついたら、４月。春爛漫の季節になりました。

今日のレッスン報告は、中山由紀子さんです。彼女は、心のお医者さまです。

彼女との出会いは 。。。１年２ヶ月前に、カフェでナンパされたのがきっかけです。

えっ⁉️                

はい。

隣りの席に座っていた彼女は、私と知人の会話に耳がダンボになったそうです。知人が先に席を立った直後、残った私は、

「何か、ご指導をされているのですか？」

と声をかけられました。私は何故か、この方は大丈夫！と感じて、私のお仕事の事、発信している事を、簡単にお話ししました。

すると、

「ずっと探していたんです。レッスンしてください！」

と、身体を乗り出して言われました。

このような経験は初めてです。面白いご縁になりそうなのを感じました。

そして、とても豊かな個性で、感度の鋭いアンテナの持ち主の方。でも、１番奥にある自身の一部は、物陰からこちらを見ている。表に出る事を躊躇している 。。。

それが、彼女の第一印象でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

レッスンでは、まず呼吸法の体操をお伝えし、途中から発声練習も同時に行いました。最初の頃は、身体と感覚のアンテナが一致しずらいようで、独特の困惑の顔が、時折現れました。

でも、それも最初の頃だけで、彼女は驚く早さでこなしていきました。頭が良い方で、元々かなりの数の引き出しをお持ちでした。身体の奥が緩み呼吸が深くなり、声が変わり始めると、受け取った事を必ず心の気付きの部分に結び付けて、自分の中に落とし込んでいってくれました。

レッスンの合間に、お話しもかなり交わしました。

数年前に大病を克服された事。

クライアントさんの心に刺さったトゲを抜いて、明るく軽やかにスキップきるように背中を押してあげたい、と願っている事。

クライアントさんの心の交通整理をしてあげたい、と願っている事。

心のお医者さまとして気負いなく、自信を持って進んでいきたい、と願っている事などなど。

そして。

昨年の夏の頃には、体操を自由に操れるようになり、本当の声が出せるようになってきました。お顔の表情や、身体全体から醸し出される空気も、凄い勢いで変化していきました。

すると、物陰から見ていた残されていた彼女の一部が、どんどん前に姿を現してくれるようになりました。会う毎に重心が深く落ち着き、気負いのない自信が満ちてきたのを感じました。自分軸がはっきりしてきたのも伝わってきました。

とうとう、

「最後に残しておいた、奥の自分を出す事が怖くなくなりました。そう！フィギュアスケートの選手が着ている、透ける肌色のコスチュームを、私はなかなか脱げなかったんです。それが着脱自在になりました！」

彼女特有の表現で、嬉しい言葉が出てきました。１０年前から、彼女は、1番大切な奥に残っている自分の出し方、守り方が見つからなくて、ずっと迷い探していたそうです。それが見つかるまでは、心のお医者さまとして枠を広げ、はっきりと看板を出す事に抵抗があったそうです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

由紀子さん、ありがとうございます！私の呼吸法・発声法が少しでもお役に立てて、とても幸せです。

音楽にはほとんど関わらずに大人になったと言われていたけれど、最近は喉も緩んできて声にビブラートも出始め、音域も広がり始めています。

これからは、発声練習の種類を増やしましょう。そして、色々なジャンルの歌も歌えるようにしましょう。歌を歌う事で、更に身体のコントロールのし方が変化します。それが、由紀子さんのアンテナを、もっと研ぎ澄ましてくれる筈です。

歌える心のお医者さま、とても素敵です！　　

これからのご活躍が、楽しみです！

Glück　🎵✨　　　　人間の可能性って無限。すごく面白いね ！

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