ブログ VOICE~心のとびら

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2014年02月09日

大雪の日の演奏会

 2月も節分が過ぎ、昨日、土曜日の東京は20年ぶりの大雪だった。夕方からは45年ぶりの暴風雪。そんな天候の中、午後からプロデュースさせていただいている合唱団の本番のステージがあった。会場は、日暮里サニーホール。今回は第1回定期演奏会で、プロのソリストもお迎えし、アカデミックな演奏会となった。演目は、モーツァルトの「天の女王」「戴冠ミサ曲」。そして、ソリスト・山田綾子さん、久保田尚子さん、渡辺 大さん、狩野賢一さんによるモーツァルトのオペラアリア。

            

                    

                                                                                    プログラム

朝の9時から舞台セッティングが始まり、ピアノの調律と続き、合唱団員、ソリスト4人、ピアノ・オーボエ・チェロの3人、指揮者が揃った午前11時30分からG.P.開始。まず大雪の影響で皆さんが無事に会場に辿り着けるか心配だったけれど、皆さんの気迫で心配は吹き飛ばされた。団員の皆さん、お顔がキラキラしていて、ナイステンション。

外は静かな白銀の世界。14時30分開演の本番のホール内は、演奏の流れと共に熱いエネルギーが充満し輝いていった。肉体から高らかに鳴り響く歌声と楽器の音色が混ざり合って一体となったハーモニーは美しく、ホールの天井を突き抜けて、まるで宇宙に響き渡っているようにさえ感じた。

アンコールのアベベルムコルプスが始まると、色々な思いが交錯して込み上げるものがあり、涙で目の前が霞んでしまった。終了後舞台袖で、歌い切って高揚した表情で戻って来る団員の皆さんをお迎えし、更に涙が頬を伝わった。団立ち上げの準備の時からタッグを組んできた指揮者の小津準策さん、ピアニストの原 恵子さんの目にも大粒の涙が光っていた。団員、ソリスト、指揮者、楽器、スタッフ、各々の皆さんとお客様の温かいエネルギーが結集してステキな音楽を創る事ができ、合唱団が無事に出航できたのを確認した瞬間でした。更に、お帰りになるお客様をお見送りしている時は、至福の時間でした。ありがとうございました。


大雪のお陰で、忘れられない記念すべき演奏会になった。そして稀にみるお天気を味方にしてエネルギーをいただき、内容の濃い演奏会になったとしみじみ思う。


足元の悪い中をお越しくださったお客様、演奏会を裏から支えてくださった宮本文秀・伊藤あみか夫妻を中心とするスタッフの皆さん、華を添えてくださった実力あるソリスト・楽器の皆さん、写真家の五味明憲さん、心から感謝いたします。そして参加された団員の皆さん、お疲れ様でした。10ヶ月間、一緒に音楽創りにご参加くださり感謝いたします。楽しかったですね ! しばらくは、お疲れ等お身体気を付けてお過ごしください。寒さもまだまだ厳しい日が続きそうです。呉々もご自愛ください。


次回は、4月から第2弾、ロッシーニの「小荘厳ミサ曲」の練習が始まります。ご参加、お待ちしております。また一緒に歌い、楽しく音楽を創りましょう !


Glück  ♪♬♩〜  指揮者の小津さん、ピアニストの原さん、これからもよろしくお願いいたします。  Vielen Dank !!

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