ブログ VOICE~心のとびら

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2014年12月29日

振り返って

 今年も残すところ、あとわずかとなった。東京の街はどこも人で溢れ、寒さを忘れるくらい賑わっている。

先月の事になってしまったが、とても印象に残る事があった。仕事の合間に上手く時間の合う映画館を探して、同じ映画を3回も観に行った。11月1日から上映された実写版「美女と野獣」。

                          

これは、ディズニーのアニメやミュージカルの世界で有名な作品だが、私個人としては、以前はあまり興味を感じなかった。でも今回は、1740年に書かれた女流作家の原作小説を徹底検証し、今までとは違う観点から描かれたという事で、とても興味を感じた。

大きなスクリーンに広がる幻想的な世界、主役のベルと野獣の丁寧で繊細な心理描写、個性的な登場人物、臨場感溢れ包む音楽 、魅力的なキャスト陣 . . . どれもが惹き込まれた。気がついたら、身体中がビリビリして涙が止まらなくなってしまった。悲しい訳ではないのに、心の琴線に響き続けた。特にベルが窮地に追い込まれても諦めず自らの手で運命を切り開き、最後は自分だけでなく、野獣を含む大切な人達を幸せに導く姿には魅了された。この女性像が1740年に、女性によって書かれた事にも驚いた。大人が感動する傑作に出逢えました。

観終わって明るくなった場内を見渡したら、1人で座っている男性があちこちに見え、少しビックリ。帰ろうと立ち上がったら、私の前の列に座っていた若いカップルの男性の方が、ハンカチで涙を拭いていたのが目に入った。何だか心が温かくなり、嬉しくなった。ここでも感動をいただきました。


Glück   💓   もう1度、大きなスクリーンで観たーい !!✨✨✨   

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