ブログ VOICE~心のとびら

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2013年11月24日

シターリサイタル

 11月も後半に入った。このところ木々の紅葉も、急に色鮮やかになってきた。陽の光の射し具合で、色づいた葉っぱが眩いくらいにキラキラと輝いて美しい。そのような中、21日は友人達と、東京オペラシティ・近江楽堂でのシターリサイタルを聴きに行った。主役は、ダミアン原田さん。


                


ダミアンさんとは昨年の暮れに、ご本人の絵画個展に伺ったのがきっかけで、ありがたい事に交流を持たせていただいている。今回初めて、幾つかお持ちのお顔の一つである、プロの音楽家・シター奏者の演奏を聴かせていただいた。楽器特有の優しい音色の中に、一本しっかりと通ったご本人の生きる姿勢なるものを感じた。人生の先輩から、ポンと何かを手渡されたような感じがした。後半の演奏で使用された打楽器・波紋音の音色、響きからは、生まれて初めてちょっと衝撃的な感覚を受けた。聴いている間中、頭も、顔も、肩も、そして足の裏までも、全身を音で叩かれているような感覚だった。音にノックされ、篩に掛けられて無駄なものを剥ぎ取られ、更に自分の中の奥底の部分を揺り動かされるような . . . そう、音の問答。そんな不思議な感覚だった。

何だか、とても貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。

帰りは同行した友人達と、ビールとブラッドオレンジジュースで乾杯。これも楽しい一時でした。


Glück ♪   ダミアンさん、お疲れ様でした。そして写真家の五味さん、ピアニストの栗島さん、いつもありがとう!

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